3/28/2010

Orgasm / Cromagnon

1969年作。ESP(NYのフリージャズレーベル)でも屈指の奇盤として名高い作品。全編謎の電子音やパーカス、ノイズ、奇声などのコラージュからなるが、終始漲る異常な熱量やカルトな(或いは何処ぞの民族のような?)雰囲気などで、意外と通して聴けてしまう。むしろ、筆者は時々聴きたくなる。タイトル通り(後の再発時に「CAVE ROCK」と改められるらしいが)プリミティブな方向へ向かっている感じがする。そして、カラっとしてどろどろにサイケな質感。そこはかとなく当時のアメリカの匂い。言葉で説明するのが非常に難しい作品だが、Tr.1 なんかは音楽的に格好いいと思う人も多いのではないか。

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