3/24/2012

There's Nothing Wrong With Love / Built to Spill

アイダホというとポテトを連想する人が多いかと思います。僕もです。USインディー界で異彩を放っているらしいが日本での知名度は寂しいアイダホ出身のバンドBuilt to Spillの2枚目のアルバム。良メロと少しサイケデリックなギターサウンドが特徴的なバンドだがこのアルバムではポップ分がより前に出たサウンドになっ ている。次作「Keep It Like A Secret」(1997)でその地位を確固なるものにしたらしい(もちろんこちらも超名盤)、彼らだがインディー時代のこのアルバムでもそのポップセンスは抜きん出ており、メジャー時代に比べると音が荒削りではあるがその分、曲の良さが引き立っている。4曲目の「Car」に代表されるようなメロディアスで甘いボーカルに不安定なギターのアンサンブルが微妙に絶妙にズレていてこれがとてもクセになる。良き90年代のちょっと田舎くさい、ひねくれたギターポップ。

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