11/03/2010
Les années 60 / Chantal Goya
もしどこかに人間のいろんな表情を集めた辞典があったら、「物憂い( 女性版)」とかの項に載っていてもよさそうな歌手本人のこの顔は、1 曲でもこのアルバムを聴いてしまうと、どうして私はもっとうまく歌えないのだろうと沈んでいるように見えてしまうかもしれないし、その同じ歌手が「私、日本で6 位よ!」なんて言ってるフランスの映画が1966 年製作だったなんてことを知ったら、日本のチャートがズレてるのは今に始まったことじゃなかったのか…、とますます不安になってしまうかもしれませんが、結局のところ、美人がお洒落と手を繋いでしまったら、見とれてしまうか歯ぎしりするかのどちらかしかないのです。シルヴィー・バルタンやフランス・ギャルだけでは物足りない人も。
Kestrel / Kestrel
某氏に先に発掘されたことが悔しくてたまらない、70 年代クロスオーバー精神を愛する私やあなたの既成概念を拡張してくれること間違いなしの奇跡的音源。まるでタイムトンネルを通じて古今東西のグルーヴィンなバンドサウンドの髄が溢れいで、ひとつの豊潤な音楽世界を連綿と紡いでいくような…。” ポップス的感性” を軸足に、広く深く音楽を聴いている人ほど、その強度は増して感じられるだろう。
Skullgrid / Behold...The Arctopus
エクストリームミュージック界をリードするベーシスト、Colin Marston が参加しているNY のメタルコアバンドの3 枚目。構成はギター+ 12 弦ベース+ドラム。最初から最後まで圧倒的なテクニックが乱舞する一方で、テクニックを披露する媒体=曲ではなく、曲そのものの完成度にこだわりが感じられるのが好印象、というか実際良い曲が多い。キメキメのメタルリフが本当にキマってるM2「Canada」や、ドゥームとメタルコアのスタイルを自在に行き交いながら、リバーブで間合いを聴かせる余裕を見せるM4「You are Number Six」、もろプログレ化するM6「Transient Exuberance」など、幅広い音楽性を難なく取り込んでいるところはさすが1 流ということだろうか。自然なライブ感とテクニックを余すことなく聞き取れるクリアネスを両立させた録音も素晴らしい。
Seek Magic / Memory Tapes
出た当時はただの「清涼なディスコ」だったのが、いつのまにか「2009 年のベストGlo-fi !」に格上げされた、ニュージャージーの Dayve Hawk (a.k.a. Memory Tapes) の1st アルバム。生音系の質感はもろBoards of Canada を感じさせるが、そこに遠慮しないディスコ・ビートや、歌えるボーカル、弾けてるシンセを違和感なく融合させてしまうのは、彼の卓越したセンスを感じる。サウンドプロダクションも秀逸で、ナチュラルで奥行き感も感じさせる音質は特筆に値する。さまざまな面でFlying Lotus のLos Angeles と好対照をなす1 枚だと思う。
Fluxus Anthology / V.A.
絶叫パフォーマンスの記憶も新しいオノ・ヨーコ等が参加していた芸術運動フルクサスのコンピレーション。ナム・ジュン・パイクやラ・モンテ・ヤング等参加しており、フルクサス関連グッズとしては入門的な位置付けかと思われる。「Imitating TheSound Of The Birds」という口笛で鳥の鳴き声を真似る作品があったり、『狂気のオルガニスト』オノ・ヨーコの参加作品が「ToiletPiece」だったり、笑えるものばかりで飽きずに楽しめる。ライナーノーツの代わりに主謀者ジョージ・マテューナスによるアートマップ付き。
8/20/2010
『真夏の夜のジャズ』 Jazz on a Summer's Day
58年のジャズ・フェスティバルを収録した同名映画のサウンドトラックですが、ぜひとも映像と一緒に味わって欲しい作品です。
80分に凝縮されたニューポート真夏の4日間。桟橋の先に色とりどりの舟、青い海を走るヨットの帆と飛沫の白、街を縫って走るジープの楽隊。どこをとっても息を呑むような素晴らしいカットばかりです。
オープニングを飾るジミー・ジュフリーのテナーは波間を転がるよう。セロニアス・モンクもリラックスしていながら、たった1小節であっさり私たちの心を攫っていきます。そして全盛期にあったアニタ・オデイ。「スウィート・ジョージア・ブラウン」に続いて歌う「二人でお茶を」のスキャットは冴えに冴え渡って会場を包み込み、場の空気を作り上げていく様子がそのまま目に映るかのようです。ああ素晴らしい!
フレッド・カッツによる無伴奏チェロ・ソナタを挟んだ夜の舞台は”クイーン”・ダイナ・ワシントンの「オール・オブ・ミー」で幕を開き、謎のゲスト、チャック・ベリーのご登場。神出鬼没なダック・ウォークの行き着く先にはルイ・アームストロング・オールスターズ!父よ…。溢れる幸福感に何度でもうっとりしましょう。
マイルズもコルトレーンもロリンズも登場しませんが、フィルムが終わる頃には既にジャズのとりこになっているあなたも、何度となく「ジャズ」に首を捻らされてきたあなたも、きっと真夏の夜の観客になっているはず。
80分に凝縮されたニューポート真夏の4日間。桟橋の先に色とりどりの舟、青い海を走るヨットの帆と飛沫の白、街を縫って走るジープの楽隊。どこをとっても息を呑むような素晴らしいカットばかりです。
オープニングを飾るジミー・ジュフリーのテナーは波間を転がるよう。セロニアス・モンクもリラックスしていながら、たった1小節であっさり私たちの心を攫っていきます。そして全盛期にあったアニタ・オデイ。「スウィート・ジョージア・ブラウン」に続いて歌う「二人でお茶を」のスキャットは冴えに冴え渡って会場を包み込み、場の空気を作り上げていく様子がそのまま目に映るかのようです。ああ素晴らしい!
フレッド・カッツによる無伴奏チェロ・ソナタを挟んだ夜の舞台は”クイーン”・ダイナ・ワシントンの「オール・オブ・ミー」で幕を開き、謎のゲスト、チャック・ベリーのご登場。神出鬼没なダック・ウォークの行き着く先にはルイ・アームストロング・オールスターズ!父よ…。溢れる幸福感に何度でもうっとりしましょう。
マイルズもコルトレーンもロリンズも登場しませんが、フィルムが終わる頃には既にジャズのとりこになっているあなたも、何度となく「ジャズ」に首を捻らされてきたあなたも、きっと真夏の夜の観客になっているはず。
Maria Fumaça / Banda Black Rio
やはりというか1976年デビューのBanda Black Rio、その翌年発表された俺に良しなファースト。
聴けばわかるが「ありそうでなかった!」という感動に囚われること必至。ノンストップで30分間(とはまさか思えぬほどの体感速度で)走り抜ける強壮剤的ブラジリアン・ファンク。誇張なしに一切ダレる隙を与えぬほどに、ひたすら鉄壁のグルーヴを紡ぎ続けるリズム&ブラスセクションであるが、そこに横溢するのは暑苦しさよりもむしろ瑞々しさ。
たゆたう清冽なRhodesの音色がそれに大きく貢献していることは言うまでもない。
聴けばわかるが「ありそうでなかった!」という感動に囚われること必至。ノンストップで30分間(とはまさか思えぬほどの体感速度で)走り抜ける強壮剤的ブラジリアン・ファンク。誇張なしに一切ダレる隙を与えぬほどに、ひたすら鉄壁のグルーヴを紡ぎ続けるリズム&ブラスセクションであるが、そこに横溢するのは暑苦しさよりもむしろ瑞々しさ。
たゆたう清冽なRhodesの音色がそれに大きく貢献していることは言うまでもない。
あまぐも / ちあきなおみ
大発見!70sのジャンル越境精神が挑戦し、成功を収めた歌謡×クロスオーバーのキメラとしては異形の大傑作『雪村いづみ/スーパー・ジェネレイション』と『いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー /アワー・コネクション』ただ二つだけだと思いきや伏兵が。こちらをバックアップしたのは若かりしゴダイゴの面々。
とはいえ作家陣が河島英五と友川かずきで、ポップス耳的には少々厳しい素材であると言わざるを得ないところを、強制ギプス的にソフィスティケイトしている様が、奇形感をいや増す結果となっている。それでもラストを飾る「夜へ急ぐ人」のロマンチシズム&ストイシズムと、解る人には解るこのジャケデザインだけで大傑作!
とはいえ作家陣が河島英五と友川かずきで、ポップス耳的には少々厳しい素材であると言わざるを得ないところを、強制ギプス的にソフィスティケイトしている様が、奇形感をいや増す結果となっている。それでもラストを飾る「夜へ急ぐ人」のロマンチシズム&ストイシズムと、解る人には解るこのジャケデザインだけで大傑作!
Fires in Distant Buildings / Gravenhurst
テクノ界最重要レーベルであるWarpの放つロック……といえば、!!!やバトルズ、最近ではNice Niceのようなダンサンブルなロック、というイメージを持つ人は多いと思いますが、ある時はポストロックのようであり、またある時はほの暗い、極上のバラードを聴かせてくれるGravenhurstも、実はWarp所属のロック・バンドなのです。
3枚目のアルバムとなる今作では摩天楼の隙間を漂う狂気を温度感の低いギターとともに歌い上げていきます。音的な目新しさには欠けますが、タイムレスな良作ではないでしょうか。
3枚目のアルバムとなる今作では摩天楼の隙間を漂う狂気を温度感の低いギターとともに歌い上げていきます。音的な目新しさには欠けますが、タイムレスな良作ではないでしょうか。
溶け出したガラス箱 / 吐痙唾舐汰伽藍沙箱
オリジナル盤は1970年のもの。日本初のインディーズレーベルといわれるURCからのリリース。アーティスト名は「とけだしたがらすばこ」と発音する。ジャックスの木田高介、五つの赤い風船の西岡たかし、フォークシンガー斎藤哲夫の三人から成るフォーク・ユニット。
どこに何を形作りたいのかさっぱりわからないバンド名とタイトル通り、ゆらゆらで不安定なのに、どこかさっぱりとすらしている(?)サイケデリックなフォークを聴かせてくれる。
映画「けものがれ、俺らの猿と」のサントラに収録された「君はだれなんだ」は珍曲にして名曲。
どこに何を形作りたいのかさっぱりわからないバンド名とタイトル通り、ゆらゆらで不安定なのに、どこかさっぱりとすらしている(?)サイケデリックなフォークを聴かせてくれる。
映画「けものがれ、俺らの猿と」のサントラに収録された「君はだれなんだ」は珍曲にして名曲。
Cut Your Throat / Struggle for Pride
既に伝説化しつつある今里率いるハードコアバンドSFPの2009年発売の4曲入りEP。
カヒミ・カリィをゲストに迎えた3曲目、 ホークウィンド「Silver Machine」のカヴァーが白眉で、けたたましいフィードバックノイズと甘美なメロディ、ヴィブラフォン、カヒミ・カリィのヴォーカルの対比は見事。いつもはウィスパーヴォイスが作為的に感じられるカヒミ・カリィだけど、ここではギターのミックスが大きすぎてヴォーカルがあんまり聴こえないのがプラスに働いたと思う(失礼?)。ちなみにフィードバックしたギターの質感はシューゲイザー的というよりもジーザス・アンド・メリー・チェイン的。
Leave Some Space / Ryo Hamamoto
世田谷のスナフキンこと浜本亮。ギター弾き語りを基本にした歌もので、まず繊細な歌声が心地良いのですが、ギタリストとしても活動しているだけあってギターのアレンジが素晴らしい。バンドのアレンジもシンプルながらハイセンスな感じが。ただやはりこの声とアルペジオだけで構築される浮遊感とふんわりした奥行きはなかなか出せない気がします。若手の弾き語り系シンガーとは一味違う、いい意味で冷めたような小慣れ感が好きです。
天気のいい日に芝生にでも寝転んで聴いたら、ひとしきり考え事をしたあとどーでもよくなってビール買って帰るか、みたいな気持ちになります。たぶん。
天気のいい日に芝生にでも寝転んで聴いたら、ひとしきり考え事をしたあとどーでもよくなってビール買って帰るか、みたいな気持ちになります。たぶん。
Heron / Heron
とにかく、冒頭でたどたどしく幕開けする静かな名曲”Yellow Roses”につきる。内省的な詞と、神々しくすらある美しさをたたえたタイムレス・メロディー。70年イギリスの片田舎の空気をそのままにとりいれた一発野外録音が、彼らの無垢なまでの気負いのなさをいっそう際立たせている。ビートルズのアコースティックな楽曲群に着想をえているのか、不思議と泥臭さやルーツ色を感じさせないところもまたいい。
優しい音色とアマチュアな手作り感を愛でる人へ。テンネン代に聴かれるべき木漏れ日フォークとして。
優しい音色とアマチュアな手作り感を愛でる人へ。テンネン代に聴かれるべき木漏れ日フォークとして。
6/19/2010
dj event @三軒茶屋chrome2010/05/12
honda&ueno
Hair Stylistics - Wild Hair Style
東京ザヴィヌルバッハ - Horizoning
ASA-CHANG&巡礼 - 花
コーネリアス&三波春夫 - 赤とんぼ
竹村延和 feat.アキツユコ - 魔法のひろば
D Note - Piano Phase(Steve Reich REMIX)
ヒカシュー - 噂の人類
トリコミ戸川 - 彼が殴るの
暴力温泉芸者 - 鮫に喰われたあの娘
PHEW - SIGNAL
倉橋ヨエコ - 損と嘘
ツジコノリコ - Tokyo 2
shimo
David Bowie- Fill Your Heart
Stevie Wonder - If You Really Love Me
Flaming Lips - Buggin'
BMX Bandits - Serious Drugs
Pains Of Being Pure At Heart - Everything with you
サニーデイサービス - 魔法
Rolling Stones - Child of the Moon
Eels - Last Stop;This Town
kimura
R. Stevie Moore - Theme From A.G.(Theme from The Andy Griffith Show )
Silver Apples - Mustang Sally
Pere Ubu - Navvy
Quasi - Little White Horse
The New Pornographers - Twin Cinemas
Archers Of Loaf - Might
Guided By Voices - Echos Myron
Cotton Mather - Camp Hill Operator
The Posies - Solar Sister
Superdrag - Pine Away
Cymbals Eat Guitars - Indiana
sinjawbow
Glint - Freak
Cut Copy - So Haunted
Hannu - Worms in my Piano
Seventh Swami - The Great Attractor
mugen
Onra - My Comet
Clark - Seaweed
Zoo Brazil & Adam Sky - Circle JerkDaft Punk - Burnin' (Ian Pooley"Cut Up"Mix)
Zoo Brazil & Adam Sky - Circle JerkDaft Punk - Burnin' (Ian Pooley"Cut Up"Mix)
Alva Noto - U_05
Kutmah - Song Song
Kalimba Deathswamp / Kurt Feelings - Dimlite
Mr. Oizo - W
David Wise - とげとげタルめいろ
Akufen - Deuxième tournée
Toro Y Moi - Blessa
Kahimi Karie - Blue Orb
Kutmah - Song Song
Kalimba Deathswamp / Kurt Feelings - Dimlite
Mr. Oizo - W
David Wise - とげとげタルめいろ
Akufen - Deuxième tournée
Toro Y Moi - Blessa
Kahimi Karie - Blue Orb
honjo
CROMAGNON - Caledonia
DUB SONIC ROOTS meets NERVE NET NOISE - 狼煙 (NOROSHI) ROOTS MIX
Jon Rose - Channel Surfer's Guide to the Information Industry
秋山徹次 - ブギーなればこそ
Hair Stylistics - Music for films
kobayashi
Feist - Inside Out
Spangle Call Lilli Line - U-lite
スカートの砂(UA)×マカロニ(Perfume) - MashUp by Tofubeats
COLTEMONIKHA - そらとぶひかり
クリーミィー♡パフェ - 恋するオトメゴコロ
Cymbals - Mr. Noone Special
shimiyo
大島ミチル - Flanerie
李小狼(CV:くまいもとこ) - 気になるアイツ
Gil Scott-Helon - When You Are Who You Are
CITROBAL - Youth「警戒線突破」
澤部渡 - こんな感じ
George Harrison - Pure Smokey
キリンジ - 恋の祭典
小川美潮 - Four to Three
水木一郎、コロムビアゆりかご会 - スター!スター!カゲスター!
及川光博 - バタフライ
鈴木さえ子 - Happy End
オマケ
ELO - Mr. Blue Sky
Japan - Art Of Parties
Dinosaur L - #5 (Go Bang!)
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